「サマレコ」完結と新プロジェクトと新サークル

Count The Medals!
現在月宮すたぁの使えるメダルは・・・!?

はい、古いネタですいません。
「○○と○○と○○」っていう題名だと仮面ライダーオーズ(2010)を思い出します。
あの時は中学生か高校生でしたが、近所の小学生と(大人げなく)ライダーグッズの争奪戦をしたものです。懐かしいなぁ。
いろんなコンボ(フォーム)があって、三枚のメダルで変身するんですが、そのメダルが敵幹部(強い奴ら)の体を構成してるので、しょっちゅう敵幹部に狙われてメダルを奪われたりするんですよね。ですから敵に一番有効なフォームになれない回があることもちらほら。
(でもフォームチェンジパターンが200近くもあるので、まぁ完全苦戦って訳じゃないんですけどね笑)
最後には主人公自らのメダルが出現(怪人化)して、そのメダルが万能無敵タイプなので40話付近から戦いが短くなった記憶があります。(個人的にはプトティラよりもタジャトルの方が最強コンボじゃないかなと思うんですけどね・・・アンク的に。)
まぁそんな不思議な仮面ライダー、オーズ。
話の肴に見てみるのもいいかもしれませんね。

さて、話が長くなってしまいました。
これからもっと長いです。なんてったって今日は三本立てなんですから。
巻き巻きで話していかないとレビュー数がこれだけ激減しそう!笑

さて、私のツイッターをフォローしてくださっている皆さんはお分かりかも知れませんが、9月22日の更新をもって、「Summer Recollections」(通称サマレコ)が完結いたしました。
ここまでこれたのも密かに私の個人サイトを見てくださっている皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。
また、まだ私の作品を見たことが無い方もまだ間に合う!ここでこの記事を見るのをやめて、下記リンクに急ぐんだ!(露骨な誘導)


・・・見た?
ネタバレしちゃうよ?
結末知ってから見るの?それでもいいけど・・・



はい、という事でサマレコ製作裏話を。
この作品は、主人公達(杉下勇・井之坂未世)がただの前座です。
なんてったって、この作品は宮下風香が救われる話だからです。

主人公のトラウマの説明から始まったこの物語。
この時点では、まだ、勇と未世を救う話にしようと思っていました。
ですが、作品を書いていくうちに、「これ、一緒に居る時点で二人とも救われているんじゃね?」と思い始め、急遽第二章のラストに過去の風香を出現させ、勇が風香を克服する描写にしました。今思えば、僕は少なからず今回のラストをここで確立させていたのかもしれません。
一番救われていないのは、主人公たちではなく、主人公たちを陥れた風香本人だと。

第三章。二人の拒絶反応がある程度安定したところで修学旅行に突入。
ここで作者のお気に入り、班長こと慎弥君と穂ちゃんの凸凹カップルが登場。
ぶっちゃけ、二人のスピンオフを書いてもいいとまで思ってしまいました。でも、この二人がくっつく理由が勇と風香、そして未世のあの事件なので、書いても二番煎じにしかならないなと思ってやめました。まぁその時期に「紅葉と運命と秋景色」のアフターストーリー化に失敗したというのも理由の一つですが。
なので、ここで二人のスピンオフ分もまとめて書いちゃおう!と思った結果があの五章の大事故なのですが・・・笑
第三章はぶっちゃけこの二人さえ話せばそれで終わりです。
黒幕の燈子さん・・・?ああ、あの人は最初と最後で話し方違うから・・・笑
ぶっちゃけ、黒幕の燈子さんはキャラが章ごとに違います。(元ネタは某型月の人形師さん。あの人も作品ごとのグラフィック違うから似てるよね!)関西弁から標準語にしたのは、単なる設定ミス。でもまぁいっか。二重人格(似非)っていう設定にしてたし、このまま突っ走ろう!と思ってのことです。
さぁ、君はどの燈子さんが好きかな!?

第四章。修学旅行編。
記憶を失った風香はクラスメイトの弥を好きだと告白する。
ここで弥に恋心が芽生えたのは、単なる周りの影響です。白風香ちゃんまじビッチ。
とはいえ、風香は記憶を失っていますから、過去の自分が勇の事を好きだったなんて知る由もない。だって周りが隠し続けてたんだから。あ、もちろん風香の両親と二人の両親は和解済みです。(主に未世ママと勇ママが優しく風香の両親を慰めた形。母の力って偉大やなぁ。)そうでもしないと三人が偶然同じ班なんて出来ませんからね、普通。
風香の過去を知らない弥。風香の過去を知っている二人。
この四人の話は、幕間、そして第五章へと繋がるわけです。

幕間。三人が引き起こした事件と、冒頭に至るまでの物語。
ここは過去編っぽく、各視点での描写に挑戦してみました。
三人はこの時どう思っていたのか。風香に至っては、どうしてああいう風になってしまったのか。―――全ては、愛の為に。
ここははっきり言って過去の風香がどういう人物だったかと言うのを描きたかったのです。未世の声を聞いて超人的能力を発揮する勇くん。まぁキン肉マンで言うなら「火事場の糞力」ですね。そんな事はどうでもいいのです。
風香は勇が好きだった。未世も、勇が好きだった。
それゆえに、風香は未世から勇を引きはなした。自分だけを見て欲しかったから。
それだけで全てが解決してしまう。でも、それだけでここまで狂ってしまう。
そういう残酷さを、描きたかったのです。

第五章。大事故回。
ここは一言でいうと、本当に大事故。です。
穂ちゃんのキャラがここでガラッと変わります。恋する乙女100%です。
ここでまたひと悶着。ぶっちゃけスピンオフ書きたかった衝動がここで来た。

過去編の後に、後付け過去編ぶち込んじゃいました、てへ☆
ここから最終章にむけて急展開しますが、そんなことよりもこの大事故。
「紅葉と運命と秋景色」同時に書いてたからなのか、文章もちょっとおかしい。
そんな大事故、第五章です。

第六章。というか第五章ラスト三話から最後まで。

呪!闇風香ちゃん復活!
祝!チート勇くん登場!
・・・は?って感じですが、これは予定調和です。
元々から風香ちゃんは敵じゃないのです。ただ、やり方を間違っただけ。
本当の敵は、もっと別に居る。それを知った勇は、もう一人の自分に出会う。
「無意識」を具現化させたらこんな感じかなぁと思って完全版勇くんを作りました。
文章は型月リスペクト。きのこさんすげぇ。
ここはもう語ることがありません。だって文章にすべて篭ってるんだもん。
最高の終わり方に向けて、進んでいきます。

エピローグ。
全てが終わって、あとは消えるだけとなった風香。
そこに、今回の事件で関わった全ての人が風香を見送りに来る。
最初はお父さん達。感謝の言葉と、謝罪の言葉。
ここまでお父さんたちは、風香を根源だと思っていました。しかし、真の黒幕が身内に居た事で、考えを改めた。そういうことです。
二番目は穂。
シャンパン(ノンアルですよ?)を渡して、一気に飲み干す。
ここで風香が「それ言っとくもんじゃない?」と言ったのは、風香が炭酸苦手だから。
ちなみに表風香は炭酸大好き。
「「そう。お褒めに預かり光栄ね。キーアイテムとしての仕事は果たせたのかしら。」

「キーアイテムと言うか、貴方はチートの類よ。ゲームバランス崩壊。…でも今回に限って、いい感じに働いたわね。お疲れ様。」」
二人、健闘をたたえあう。そして、

「黒風香。…さようなら。また明日会いましょう。」

「ええ。さようなら穂ちゃん。また明日。」
また明日。

その言葉に、どんな意味があるのか。
穂はきっと、風香はずっと私たちの中に居続けるという意味で言ったのだと思います。
ですが、ここに無難な解釈はつけません。
三番目。
・・・まさかの自分です。
元の肉体に帰って来ていいとまで言った表風香に対して、「それは私の体じゃない」とまで言った裏風香。

はっきり言って、やせ我慢です。
戻ろうと思えば、いつだって戻る事が出来たのです。
でも彼女はしなかった。
それが彼女なりに考えた、罪滅ぼしだったから。
それに気付いた表風香。感情が高ぶって思わず抱きついてしまいます。


「…ありがとう。ありがとうね。貴方が居てくれたから私は、私は答えを得れた。」

「馬鹿じゃないの。こんなことされて…私が嬉しがるとでも思ってるのかしら。」

言葉の裏で、泣いてしまう裏風香。

ここで、自分にも感情があったことを思い出します。
そして・・・彼女は未来の自分自身を、妹のように思うのです。

なら、裏風香が姉として出来る事はひとつだけ。
彼女らしく、思い切り清々しい別れ方で。

「…あー、もう!いい加減離れなさいよ!あんたそんなに抱きつきたいなんて、もしかしてそっちの気があるんじゃないの!?」

「なっ…!ふざけるなっ!私が好きなのは弥だけだっ!」

「さっさとどっかいけ!お前なんか知るかばーか!」

「なっ!?そっちこそ後で謝りたくなってもしらねーぞ!」
明るく元気に、さよならしよう。

そして最後。

未世と勇がやってきます。
ここのシーンで語るのは、ひとつだけ。

「「もう逝くのか。…最後に一言、いっておきたいことがあるんだがいいか?」

勇くんが真剣な表情をする。

「ああ、いいよ。」

「こんな俺を好きになってくれて、本当にありがとう。」

―――それが

   私が最期に聞いた

   とても嬉しい、一言だった。

「うん。こちらこそ、変なわたしと一緒にいてくれてありがとね。」

私は最期に、そう返した。」

これは第二章のラストのオマージュなのですが、分かってくれたでしょうか?
どれだけの真実を知っても、彼の感謝の言葉は変わらない。
彼女が欲しかったのは、「ありがとう」を言ってもらえる世界だった。

・・・とまぁこんな感じで、「Summer Recollections」大団円です。

次回作はもうちょっと先になるかな?次から話す事が終わってからですね。


さて、二番目の話題です。

ここまででこのブログ最長だと思います。
まだまだ更新します。

実は、現在サウンドノベルの製作に取り掛かっています。
キャラクターグラフィックも存在しない、読者の方に想像して頂ける作品を制作中です。
この後紹介する新サークルに体験版を配布中なので、DLして頂けると嬉しいです。
(絵師も作曲する人も居ないので、全てフリー素材頼りになっています。きっと完成版も全てフリー素材でいくと思います。)
題名は、「世界の終わりには最高の思い出を。」

「子供の頃、通っていた思い出の場所が無くなったら、貴方はどう思いますか―――?

 彼女は彼のことを、『変われる人』だと言う。

 そして彼女は自身のことを、『変われない人』だと言った。

 『変われる人』がどうなっていくのか、『変われない人は』なぜ変われないのか。

 過去の思い出と、未来への希望が、彼らを世界の終わりへ導く。」
現実で仕事しながらなので、のんびりです。


三つ目。
新サークルの話です。
10月を持ちまして、私所属していた同人サークル「SKYReaF」を辞め、新サークル「そらのは」に転属致しました。
まぁぶっちゃけ、「SKYReaF」の二次組織なので、別にメンバーとの仲が悪くなったと言う訳ではありませんのであしからず。

以上三つ!
タカ、トラ、バッタの順番でした。(まだ引きずるオーズネタ。)
紹介したリンク、サークルは下部バナーより行けますので、もしよろしければお願いします。

それでは、See You Next Time!
あ、これもスーパーヒーロータイムネタです。


2016/09/22 月宮すたぁ

星屑の集まる場所

孤高の物書き月宮すたぁが日々の雑記を報告するサイト。 過去の作品等を掲示予定。 また、色々なものを増やす予定。

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